よこはまの司法書士日記

ブログをご覧いただきありがとうございます。横浜市瀬谷区の司法書士です。HPはこちらhttps://oasis-lawoffice.com/

登記のあれこれ

こんにちは。司法書士の廣澤です。 

 

今日は、よくあるご質問にまとめてお答えします。 

司法書士選択の際の参考になさってください。

 

 

1.「登記を安く済ませたい」

 

登記を安く済ませたい場合に、費用削減できるところは、専門家への報酬くらいですので、そこを安くしたいという事になりますと、まずは司法書士選びが重要になります。

業界事情として、古き良き業者紹介の司法書士などは相見積もりされないので報酬が高額であることも多いですから、ご自身で探すのがお勧めですね。

まだまだ、ご自分で司法書士探しをする方は全体として少ないかもしれませんが、司法書士は自分で探して依頼するのが普通というお考えの方が、今後は増加し続けると思います。皮膚感覚として、若い方はそのようにお考えの方が多いです。

 

あとは、なぜ登記手続きが独占業務になっているのかというと、もちろんそれなりのリスクがあるからですので、自己責任という事にはなってしまいますが、ご自分で登記するというのが最もお安く済む方法かもしれませんね。

ただしこれはあまりお勧めできません。ポジショントークということでもなく、端に割に合わないからです。

 

思いつくだけでも、原本還付し忘れたり、登記識別情報を貰い忘れたり、平日に何度も法務局に通ったり、専門書を買ったり、法務局で相談予約したり… 

さらに、後日損害が発生する可能性なども考えるとむしろすべての労力が無駄どころかマイナスにさえなります。

 

登記は簡単そうに見えるだけで、足を踏み込むとやることやトラップが山ほどありますので、登記の体験がしたい!という方を除いては、司法書士選びの点で気を付けるのが最も効率が良いと思います。

 

 

2.「登記、公正証書文案作成を専門家に頼むメリットを知りたい」

WEBサイトにも記載させていただいてますが、箇条書きにすると次のような点でしょうか。

 

・とにかく早く時間が無駄にならない

・難しいところは全部やってくれるので労力がかからない

・疑問点はすぐに解消でき調べる手間がかからない

・難しい論点は専門家が代わりに考えるのでシンプルに手続きを進められる

・手続きの困難さからくる精神的なストレスを防止できる

・後日のトラブルを防止できる

・散らばった情報を全て勝手に整理してくれる 

・事故の可能性がほとんどない

 

その他のメリットはクライアント様次第だと思います。

 

僕は美容師免許を持ってるので美容師で例えても、

「美容師に髪を切ってもらうメリットはなんですか?」と質問されても同じように、失敗しない事や、手軽さ、後悔の予防、事故の予防などお答えすると思いますので、士業、師業全般に言えることかもしれませんね。

 

 

 

3.「大雑把な見積もりが欲しいんだけど貰えますか?」

 

報酬部分に関してであれば、お手元に謄本をご準備いただければ算出可能です。 

登記費用のうち、実費や税金は確定するまでは正確なものをご案内することができませんが、固定資産税納税通知書をご準備いただければ、こちらもある程度算出可能です。

 

ただし、弊所では見積については後日のトラブルを避けるため、高めの金額でお出ししておりますので、相見積もりされる場合には事前にお知らせください。(最初は安くしておいて、手続き途中で加算する報酬体系の事務所には相見積もりで絶対に勝てないので…。) その場合はお電話口でのご案内になりますのでご了承ください。 

 

 

4.「どれくらいの期間がかかるのか知りたい」

登記手続きの目安は1ヶ月~3ヶ月です。もっと詳しく記載すると次のようになります。 

 

公正証書遺言    1~3週間

相続登記      1~3ヶ月

相続手続全般    1~6か月

贈与の移転     1ヶ月

財産分与の移転   1ヶ月 

会社設立      2週間~1ヶ月

金融機関が絡む登記 2~3ヶ月

登記申請~完了、成果品の受け渡し 2~3週間

 

当事務所は基本的に「ボールがきたら最速で返す」というのをモットーにしておりますので、後は当事者の方々や公証人の先生や法務局など関係者の皆様の動き次第という感じですね。

 

以上、ご参考になれば幸いです。