よこはまの司法書士日記

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Z世代とタムパ

こんにちは。司法書士の廣澤です。

 

今日は業務とは関係ないことについて。

最近、タムパという言葉を聞く事が多くなりましたね。

タムパとは、タイムパフォーマンスの略で、とくにZ世代が使う言葉で、代表的な価値観のうちのひとつだそうです。

 

授業動画を2倍速で見たり、映画を早送りしたり、食事中に音で学習したりというのがその代表例ですが、思い返してみると、自分もついやってしまっていますから、全年齢に広がりつつある価値観なのかもしれませんね。

 

amazonプライムなどで映画を見るときは、2時間の映画を1時間以内に見終わっていると思いますし、研修や実務を学ぶときも要点だけ抑えてあとは実践でという学び方をすることが多いです。

 

これだけだとなんでもかんでも「効率化したい」と、一見、野暮な行動のようにも思えますが、一方で若者の間ではチルする、リトリートという言葉も聞きます。

 

これらの根底にあるのは「何もしない時間というのは贅沢だ」といった価値観だそうです。これはすごくわかりますね。自然公園などを無心で散歩するときなど、幸せを感じます。

 

相反するような価値観ですが、要するに、趣味や仕事に効率を求める一方で、主観で重要なイベント、行動には時間をかけるといった価値観が広がりつつあるということでしょうか。

 

これって、難しいですね。

 

価値のある体験だと主観で感じてもらえなければ、提供した情報を勝手に省略されてしまう方向に進んでいるってことですから、クリエイティブな仕事をしている人は大変だなぁと思います。私が頑張って半日かけて書いた記事なども、題名とまとめしか読まれないかもしれないということですから、他人事ではないですね笑

 

タムパについて個人的には、効率化していいものとそうでないものがあるように感じます。難しい本、人間関係、仕事の経験など、一定のものごとは時間をかけて学んだり、関係を築くなどする必要があると思うのです。

 

分かりやすい話で、ラジオで理論物理学者の方が、物理学者とそうでない人との違いは物理学的な「直観」にあるとおっしゃっていました。毎日難しい計算をずーっとおこなっている物理学者は、直観で「このプロジェクトは機能しないな」と最初からわかるのだそうです。

 

この話はなんにでも当てはまると思ってまして、例えば古典を読む時間がないからといって、その概要を漫画やyoutubeで知っても、それは血肉になっておらず、実際に読んだのとは別物の体験となるのではないでしょうか。自分で言っていて、なぜか自分の耳が痛いですが笑

 

以上、こんな感じで、日ごろ思ったことなども書いていけたらいいですね。

長くなったので今日はこのへんで。