今日は戸籍の話。
戸籍を読み解いていると、ときどき名前、筆頭者、本籍の記載が間違っていることがあります。
こういう時に登記利用できるかですが、通常は利用可能です。
生年月日や前後の記載から誰かはわかるからですね。
ただし、全く繋がりがとれない間違いというのが存在した場合には、役所で戸籍の内容訂正のお願いをすることになると思います。昔の戸籍は手書きですから、書き間違いが多発していたようですね。
書き間違いといえばの余談ですが、明治初期の戸籍登録時に名前の漢字を間違えた方が多かったのが原因(?)で、「斎」や「辺」という漢字の種類が増えてしまったのだそうです。「斎」は約80通り、「辺」は約40通りあるとのこと…。誤字が原因で漢字が増えるというのは少し面白いですよね。
ただ、現在法務省戸籍統一文字として定められているこれらの漢字はそう多くはないようですから、名前に利用できる漢字は限定的なようです。
では、今日はこの辺で。