よこはまの司法書士日記

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自我と防衛機制

こんにちは。司法書士の廣澤です。 

 

今日も最近読んだ本の事でも。

 

最近面白かった本は、フロイトの本です。今まで読んだことがなかったのですが、自我と防衛機制という精神分析の解説本が面白かったですね。

 

人の主観は快と不快のどちらかであることを前提として、不快だと感じるときにひとは無意識に心の平穏や安定をはかるために、いろいろ解釈を誤ると。最近よく聞くバイアスみたいなものがあるってことですよね。 

 

大雑把にまとめるとこんな感じみたいです。 

 

1.抑圧

本当は不快なのに、自分に不快じゃないと言い聞かせて、納得させる。

対策としては、不快なことにすぐに寛容な態度で折り合いをつけず、合理的に考える癖をつけること。

 

2.投影

本当は自分が不快なのに、他人が自分を不快だと思っていると思い込む。(いわゆる箱に入る。)

対策としては、自分に嘘をつかないことと、周囲への不快の原因を正しく認識すること、人のせいにしないで自己改善すること。

 

3.合理化

嫉妬しているときなどに、自らを変えようとせずに、相手をこき下ろすことで落ち着く。(いわゆる酸っぱい葡萄。)

対策としては、嫉妬の原因となる対象が①理想像か否かを正確に判断し②理想像の場合は長所から学び、加えて努力する。理想像でない場合は、適材適所だと諦め見ないようにする。

 

4.逃避 

締め切りが近いときや、仕事の日が近づくにつれ、優先順位の低いものを優先して、現実逃避しようとする。

対策としては、タスク管理を徹底すること。逃避に慣れると、逃避のために体調不良になることもある。

 

5.置換

本来の対象者へのストレスを解消したくてもできないとき、そのストレスを代理をたててそこに吐き出す事。(いわゆるマウンティング)

対策としては、ストレスのはけ口として相手を支配、利用しようとしているのかどうかを、イライラしているときに考える。置換に気づけないと、置換により関係が壊れ後悔した後、また同じようなループをずっと繰り返す。

 

心の平穏を保つために、余計に不穏な状況を招くというのは、人間らしいですね。

 

 

では、今日はこのへんで。