よこはまの司法書士日記

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目標を設定する前に

こんにちは。司法書士の廣澤です。

久しぶりに、言葉遊びや考えたことなどについてでも。今回はとくに、若き日の自分のような方向けに書いてみます。 

 

結論から言ってしまうと、夢や目標を早々に決める前に、準備がある程度必要なのではないかなぁ、という話です。とくに夢は基本的にすばらしもののように語られますが、いろいろとマイナス面があります。

 

・若いときの拙い夢に縛られる

・他人に自分の夢を押し付ける

・夢をかなえた瞬間、虚無感におそわれる

・夢の途中だが、何か違うという違和感がある

・夢や目標のある人をみて焦る

 

そこで、思考ノートのようなものを作成して簡単に書きなぐってみたのですが、その過程はすべて省略して、私の考えを勝手に書いてみます。

 

 

結論:夢や目標を設定する前に、基礎土台が重要

 

基礎① 体・心の健康

理由:不健康だと、まともな目標や夢をそもそも設定できないため。

身体の不調は、衝動的、感情的な思考に直結する。

心の不調、余裕のなさも、不健全な趣味嗜好、思考、不規則かつ不健康な生活に繋がる。

 

基礎② 夢に関する知識

理由:現実と妄想の差を埋めるため。

人間なので「新幹線になりたい」という夢は叶わない。

実現可能か、存在しうるか、そこまでの道筋や、自分に合っているか、現実はどうかなどの情報を集める。夢の途中で気づくのは時間もお金も無駄遣いになるし、埋没費用や一貫性の法則から、夢に縛られる結果になりやすい。

 

基礎③ 自分を分析する

理由:自分にあう目標や夢を描くため

自分が本当にやりたこと、やりたくないことは、経験(嗅覚、視覚、聴覚を通じた身体感覚)がないと、わからない。また、人と比較しないと、自分のこともよくわからない。ここを怠ると、夢や目標を達成したあとで、どうでもいいものばかりが手元に残り、「人生、これでよかったのか?」といった虚無感と牢獄のような生活だけが残る可能性がある。

 

基礎④ 他人の考えを知る

理由:夢が共感されないと、実現可能性が低くなる

とくに、大きな夢には支援者が必要で、共感されないと支援者が極端に減るため。

家を買うことが夢ということであれば、比較的簡単だが、新しい電子機器を世界に広めるとなると、多くの人に認知、理解されることからスタートになる。労働年数40年の中でそれが達成できるか、次世代に引き継げるか?という検討が必要になる。

 

基礎⑤ 手段を自己分析の結果に合わせる

理由:夢に向かう手段が全て不快な場合、途中で命尽きた場合のリスクが大きい 

夢の途中は、非動物的なことをし続けなければならない場面が多く、そういった活動を続けることで達成が早まるという側面もある。ただし、その過程自体が人生なので、その過程自体を楽しめるかどうかが重要。嫌なことを我慢して継続的に行うと、それがマウントの材料となって、人を見下して自分を安心させないと気が済まないというような人格にもなりがち。最後に周囲に人がいなくなる可能性もある。

 

以上、基礎土台っぽいものを考えてまとめてみました。

 

基礎を整えるのは、時間もかかるので、それまで夢や目標を持たずに流されるのもアリだと思いますし、または、小さな目標を決めて達成し続けて自信をつけるというのもいいと思います。そのうちに経験が溜まってきて、急に人生目標が定まるかもしれませんし。

 

また、社会生活で「夢や目標はありますか?」と聞かれることがあるかと思いますが、それらは、第三者が労働商品としてのあなたや、投資商品としてのあなたの成長度合いなどを判断するために情報を得るための質問にすぎないなので、あなた自身の人生にはそれほど関係がなく、なければないで問題ないと思います。

 

これらは全て、私の失敗と後悔からくるもの(不健康かつ未熟な状態で、焦燥感や漠然とした不安から、適当に夢や目標を設定して走り始め、そこから、ちゃんとした夢や目標を再設定できうる状態を取り戻すまでに、かなり余計な修繕時間がかかった)ですので、

私に似ている青年のひらめきになると嬉しいです。

 

長くなったので、今日はこのへんで。

 

 

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