よこはまの司法書士日記

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二ツ橋の道路

こんにちは。司法書士行政書士の廣澤です。 

 

さて、今日からまたお仕事開始ですね。

コツコツやっていきましょう。

 

さて、先日は公嘱の活動(具体的には、三ツ境駅近くの二ツ橋の都市計画道路についての説明会に出席)に参加してきました。

 

そこで、この記事では備忘録という意味もありますが、都市計画道路事業の流れについておさらいしてみます。

 

 

 

国の都市計画道路事業というのは一定の流れに沿って進められていきます。

 

そもそも、都市計画とは何かですが、簡単にいうと住みよい街を作るための計画の事です。そして、都市計画法とはその事業を行うための手順や制限などを定めたものです。

 

わかる方には伝わると思いますが、シムシティやシティースカイラインみたいに自由度が高いと、無秩序な市街化によっていろいろな問題が発生するため、こういった街づくり事業は都市計画法をもとに進められるということですね。

 

 

それでは早速、一般的な流れをまとめてみます。

 

1.都市計画決定 

身近な都市計画は市区町村が原案を作成し、知事との協議や審議会の義を経て決定します。必要だと思われる場合は公聴会や説明会などを開催して住民の意見も計画に反映させることとなります。

 

2.事業認可(実施の決定)

市区町村は県から事業の認可を受けます。

 

3.測量・調査・設計

土地の境界、必要な土地の範囲などの確認をしていきます。

土地の境界には筆界と所有権界という2つの考え方があり、そこが一致していなかったり合意がとれていなかったりすると後の権利関係の整理で困るからでしょうね。

丁寧な不動産の売買では事前に土地の確定測量を土地家屋調査士が行いますので、その流れと同じです。

 

4.土地収用 又は 売却 

査定して補償額を提示、契約、売買代金の支払いと必要な登記手続きを行います。

ちなみに、ここの権利関係を整理する際の登記手続きに当該市区町村の司法書士が関与することになります。

 

5.工事 & 完成

権利関係の整理、費用の支払いなどが終わったら、あとは市区町村が工事を事業者に依頼して完了するだけですね。

 

 

以上、流れを見ると簡単そうですが、関与する当事者の数を考えると大変な事業ですね。

 

では、今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

倫理はとても大切

こんにちは。司法書士行政書士の廣澤です。 

 

今日もいい天気です。 

人の発言を聞いたり、行動を見た後で考え事をするのが好きなので、今日はそんな日ごろの言葉遊びでも。

 

 

 

「法律に反していなければなにやってもいい」

 

近頃(?)またはいつの時代も(?)こういうセリフを言う人を見かけます。

 

賛成、反対うんぬんでなく、果たしてそうでしょうか?

パワーのある言葉に見えますが、事実なのでしょうか?

 

 

 

「法律に反していなければなにやってもいい」?

 

例えば、プロの目から見て全く価値のないものを高額で販売する。科学的に証明されていない健康商品を、あたかも効果があるかのように宣伝し販売する。心に隙間がある人を洗脳し、壺を購入させる。

 

これらは全て法律に反していないため、やってもいい事なのでしょうか?

言い替えると、誰かに指摘され殴られなければ、何をやっても良いのでしょうか?

 

 

 

上記は、素人の無知に乗じているとも思えますし、倫理に反しているという感覚がありますし、人の弱みに付け込んでいる卑しいものを見ている気持ちになります。

「人を可能な限り不幸にしたいの?」などと考えてしまいますね。

 

 

今更ですが、法律には限界があります。

法が整備されるまでタイムラグがあり、また、問題行動があって初めてあらたな法律が作成されます。

 

また、「法は倫理の最低限」というのは法学を学んだ人ならだれもが知っていますが、

法律と倫理は同類のもので、倫理の最低限の部分が法律になっているだけです。

(例)通常、人の子どもが危ないところで遊んでいることを注意する義務はない。

しかし、さすがに親は注意する義務があるだろうという事で、監護者の責任は法に定められている。

 

倫理をどんどん法にあてはめてしまうと、ガッチガチのルールになってしまい、それは人の自由を国が制限しすぎているという状況になってしまいますから、あくまで最低限とされているわけですね。

 

 

 

 

このようなことから、「倫理に反してでもことを行うのは、法律に反しているのと同じことだよね。だから、法律に反してないなら何をやってもいいというのは、反社会的な意見だよね。」と、そんな風に思いました。 

 

法律の抜け穴だから罰することができないと考えている人がたまにいますが、国民の自由を制約しすぎないために、法律をわざと設けず、わざと罰していないというのがより事実に近いと思いますので、そこを利用しちゃダメだよね、と。

 

 

 

最後に、問題は倫理が目に見えないことですね。

また、倫理はある程度同じ法治国家に暮らしている人に共通している必要があります。

 

隋や唐の時代は国家統治のために、法律とともに儒教のような共通の思想を利用していたようですが、現代ではそういったものは薄れ、「普通教」や「同調圧力」などと揶揄する人もいるように、多数派に普通とされる考え方で統治されている(?)ような感じみたいです。

 

 

こうなると、

可能な限り教育に「倫理」を取り入れて、しっかりそれを学ばせでもしない限りは、「法律に反しなければなにをしてもいい」などという考え方をする人への抑えが効かないのだろうなぁなどと思った次第でした。

 

「思想(思い込み)」のない社会の限界というかんじですかね。

 

 

ちなみに、司法書士は毎年さんざん研修などで、この「倫理」を叩き込まれます。

なので、個人的には「法律に反しなければなにをしてもいい」などという反社会的な発言は、専門家(とくに士業)は絶対にしてはいけないとも思っています。

「私は全然勉強していません」と言っているのと同じですしね…。

 

と、長くなってしまいましたが、

法律はあくまでも最低限、倫理がとても大切、共通の思想(思い込み)のない人は今後もっと増えるだろうし危険な存在なので、倫理教育が大切。

 

 

そんなことを思ったというわけでした。

 

では、今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財産開示手続き

こんにちは。司法書士行政書士の廣澤です。 

 

今日はいい天気ですね。

 

さて、今日は財産開示手続きについて。

最近、司法書士会が養育費や面会交流の相談窓口を設けているようですが、

 

これは2020年4月1日に財産開示手続きについての法改正が行われたことで、養育費について差押えが行いやすくなったというのが関係しているのだと思います。(個人の意見です)

 

説明し始めるとまた長くなってしまい更新が滞ってしまうので、

財産開示手続きとはなにか?が気になる方については196条以降を参考になさってください。

民事執行法 | e-Gov法令検索

 

 

この制度のポイントは、調停を経ても相手の財産がわからなければ差押えできないうえ、弁護士費用や執行費用だけはかかるという旧制度の問題を改善するためにできた制度というところです。

 

債権者は相手に財産を開示するよう求める事ができ、債務者はさらにそれを無視すると”刑事罰” に課されることになりました。

 

さらに、本人が仮に協力しなくとも、第三者からの情報取得手続きを利用すれば、不動産や預貯金の情報、さらに勤務先まで特定する事が可能になりました。※ただし、勤務先については、養育費など一定の請求権に限る。

 

今更この点に注目して記事を書くのも遅い気がしますが、今後ますます離婚時の養育費支払いの約束、養育費に関する調停、離婚協議書の公正証書の作成からの、後日の差押え成功例は増えていくでしょうね。 

 

 

では、今日はこの辺で。

好きなことと仕事のバランス 

こんにちは。司法書士行政書士の廣澤です。

今日はいい天気です。今日、洗濯干せばよかったなと少し後悔しています。

 

さて、今日は日ごろ考えたことでも。

 

 

皆さんは「好きな事」を自分にさせてあげてますか?

好きな事って日々を前向きに過ごすうえでとても大切ですよね。

 

 

生活に「好きな事」をとりいれないと、私の場合どうなるかというと、

突然、強烈な退屈感に襲われることが最近わかりました。

 

 

私は昔から、どうしても癖といいますか性格といいますか、

行動の動機を「不安や恐怖」から選択してしまうので、

 

「やらなければならないタスク」をたくさん自分に課すことで安心し、

「やりたいタスク」を忘れてしまうんですよね…。

 

 

そして、気づいたときには自分の好きな事がわからない!

そもそも未来に楽しい事はあるのかの確信が持てない(?)という事態に陥り、

 

最終的にこの心の不調のサインが、退屈な気持ちとして不定期に表れるというわけです。

 

 

どうしようもないですね。笑

相方(妻)にもよく笑われています。

 

 

そこで、どうしようどうしようと思っていたところ、本屋で参考になったのが次の本でした。

 

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かなり俗っぽい表紙ですが、

 

簡単に本の内容を述べると、人には次の3つの特徴【価値観・才能・情熱】があり、そのすべてが重なるものが本当にやりたいことであるという定義をしている本です。

 

 

ちなみに、私の場合は次のような感じでした。

 

1.価値観…独立独歩 自立する

2.才能 …戦略を立てて達成する 構造理解する

3.情熱 …芸術 美 ものづくり

 

 

 

こんな感じで特徴に分けて考えてみたことで、最近の生活には3.情熱が圧倒的に欠けていることに気づきました。

 

そういえば、子供の頃、ビックスクーターを買って粛々とカスタムを楽しんでたなと。

士業の仕事というのは1~2であり、得意なことですし、自分の価値観にあってはいても、ワクワクするというわけではないのですよね。

 

 

 

そんなこんなで生活に芸術を取り入れることにしてみました。

 

具体的には次のような好きなルノワールの絵のポスターを買って飾ってみたり、暖炉みたいな一目ぼれした暖める効果は弱い電気ストーブを買ってみたりという消費活動。(普段あまり消費しないし、外食もしません。)

そんなのに加え、昔着ていた好きな色のコートをだして、不要な場面でおしゃれして出かけてみたり、大好きなパズルをやってみたり。

 

なんと、これだけで一気に退屈な気持ちがなくなりました。

やはり、心の不調に戸惑いを覚えたらだいたいは自己分析でなんとかなりますね。

 

横浜の美術館が当分は休館みたいですが、コロナが明けたら行きたいです。

以上、なんてことない話ですが、若い方など誰かの役に立つといいですね。

 

では、今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族信託とあれこれ

こんにちは。司法書士行政書士の廣澤です。

 

昨日から一転、いい天気ですね。

さて、今日は家族信託について。

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もうご存知の方も多いと思いますが、家族信託というのは上の画像の通り、遺言や後見を補完する制度として昔から用意されていた制度が、最近の山積みの問題から注目され始めたものです。

 

任意後見契約や遺言では行えない生前対策として、柔軟な設計ができるという点が注目され登場してきたわけですね。

 

と、ここまではどこの記事にも書いてありますが、個人的に思うこととして…

 

 

 

制度がわかりにくいうえに、リスクが高いのではというのが感想です。

本を何冊か読みましたが、国家試験の中でも上級クラスの難易度と複雑な論点を含んでいるといっていいレベルですし、何より運用開始時にはさらに周囲全員の理解は得られにくいであろうことが予想されます。

 

専門家ですら「わかりにくいなぁ…」と思う制度の運用、業務を家族の一人を信じて託す?金融機関も専門家等の監督人を挟まずに?税務申告は?任意後見ですらトラブルになってるけど、安全に運用できるの?という感じですね。

超優秀な先生方が研究を続け、事例をどんどんアップデートされているようですが、当事務所のような零細事務所としてはしばらく様子見ですね。ビジネスとしては良いのかもしれませんが、制度の歴史が浅すぎる…。

 

ちなみに、家族信託というのは造語で、法律用語では民事信託と言います。これはどうでもいいですね。

 

では、今日はこのへんで。

 

相続専門の事務所?

こんにちは。司法書士行政書士の廣澤です。 

今日は雪がしんしんと降っております。これは困りましたね、外に出られません。

 

さて、今年、当事務所は相続専門という方針で運営していくことに決めました。

 

もちろん周辺業務も行いますが、比率として相続に関するご相談ばかりですから、この分野を特に深く掘り下げていく所存です。

 

相続は意外と奥が深くやりがいもあり、誰もが一度は関与する手続きですし、令和の民法大改正のこともあり、司法書士が必要とされる場面も増えるのではないかと考えての事です。 

 

この仕事、業務分野が広すぎて、手を広げすぎると知識があいまいになりますので、一旦は特化してみて、結果次第でまた方針を考えます。

 

士業は勉強が仕入れですから、そこは怠らないようにしたいですね。

 

では、今日はこの辺で。

 

 

2022年

新年、あけましておめでとうございます。司法書士行政書士の廣澤です。

昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。

今年の干支はトラとのことですが、私は羊なので、かっこいい動物でうらやましいですね。鷲や鷹、トラなどのかっこいい動物って男の子なら皆好きなのではないでしょうか。

 

さて、今年は昨年の反省として、HP、ブログの内容を凝りすぎて、なかなか更新できないという問題がありましたので、今年は一転、ブログにどうでもいい些細な内容もバンバン書いていくという方針で更新していきたいと思います。ただあまり、昔から共感される性ではないので、ほどほどに。笑

 

現状、フェイスブックがそんな感じなのですが、ブログにも日ごろ思った事や行った場所、読んだ本、その他趣味のことなども公開しつつ、地域の方が気軽に連絡できるような存在になりたいなぁと何となく思っています。 

 

では、今日はこのへんで。